『彼岸花の咲く夜に②』感想
2011年4月19日 COMIC コメント (7)1巻があまりにもショッキングだったため、購入を少し悩んだのだが…
切るかどうかはこの巻を読んで判断しよう…
ってことで、2巻購入しましたw
‐彼岸花の咲く夜に・あらすじ‐
内気な小学生、毬枝は学校でいつもイジめられる日々を送っていた。
さらに担任の金森には毎日のように旧校舎のトイレで×××されていた。
家に帰っても親はほとんどいない。
そんな悲惨な生活の中、毬枝はある噂を耳にする。
『ねえ、「めそめそさん」て…知ってる…?』
この彼岸花という作品、短編ものだったんですね。
この2巻ではその最初のお話【一.第八怪談募集中】が完結しました。
今回は主に、この話の感想・解説を書こうと思うです。
以前書いた通り、1巻はホントに救いのない最低な物語でした。
10人読めば9人は嫌悪感を抱くんじゃないだろうか、という内容です。
しかし、竜騎士さんの過去作品(ひぐらし&うみねこ)とは全く異なる展開で、どのような結末を迎えるのか想像できませんでした。
それがもうちょっと読んでみよう、と思った理由の一つですね。
さて、この彼岸花ですが、少なくとも現段階では思いっきりファンタジーです。推理要素などございません。
ひぐらしはファンタジーをアクセントに加えたミステリー。
うみねこは読み手しだいでミステリーにもファンタジーにもなる二面性を持つ作品。
これまでのミステリー的な流れから、なんらかの現実的な解決手段で締めくくるのかと思ってましたが(まぁ1巻の時点で毬枝がああなっちゃうから、それは無理だろとも思いつつ)、完全にファンタジーで片づけちゃいますw
第一印象は「そりゃないぜ、竜騎士さん!」でしたw
でも、別にひぐらしやうみねこの続編ってわけじゃないんだから、作風が変わったことは別にいいんじゃないかなって思います。
ある意味、ドラえもんみたいな感じかな?
ノビタ君がジャイアンにイジめられて、ファンタジー全開な未来の道具で仕返しする。
その過程で作者は教訓を訴えかける的な。
その教訓ですが、この1話は「相談することの大切さ」ですね。
あれっ?ひぐらしと一緒!?
いえいえ、違います。最初の方に書いたあらすじをもっかい読んでください。
ひぐらしとは主人公のおかれている環境がまったく異なるんです!
圭一君(※知らない人のために…ひぐらしの主人公です。)は転入生ながらも多数の友達に囲まれた学校生活を送っています。
家に帰れば両親がいるし、学校の先生だって強い味方です。
しかし毬枝はその真逆。
友達はいないし、家に帰っても親がいない、先生にいたっては…
こんな状況だったら、あなたはどうします?
なかなか考えさせられますよ。
2話である【二.心霊写真機】も少し収録されてますが、こちらは王道ホラーといった感じの順調な滑り出しです。
この後、どのようにして竜騎士テイストが加わってくるのか期待ですね!
あれっ?いつのまにかおいら、彼岸花を楽しみにしてるっ!?
ってことで、3巻も買いますwww
コメント
彼岸花の咲く夜に 1~2巻を読みましたが 今までの作品と違い救いの手が無かった 主人公は、人間で無くなった時 孤独な境遇から解放されたと思います
これは、皮肉だと思いますが 踊る彼岸花によって 彼女は救われたと思います。
彼女゛彼岸花゛は 雰囲気が ベルンカステルに似ているような気がします
性格、残酷な部分があるものの どことなく 慈悲深く カリスマ性に満ちている そんな気がします。リーダーは、彼女ではと思いました。
コメントありがとうございます。
たしかにこの主人公は孤独な境遇から解放はされたかもしれませんが、これは明らかにバッドエンドですよね。
現実の世界では死後の世界がどういったものなのか誰にもわかりませんが、このようにファンタジーな救いがあるとは限りません。
作中でも語られている通り、やはり正解は誰でもいいから相談することだったんだと思います。
彼岸花とベルンカステルはたしかに近いものがありそうですね。
主人公サイドのベルンカステルと思って読むとおもしろいかもしれませんね。
彼岸花に訪ねたのが 誤りだったと思います 妖怪゛めそめそさん゛なろうと
考えていましたから…この場合は 保健医の先生か 家族に包み隠さず話せば良かったと思いました もう手遅れですが……
私も今後の彼岸花の活躍に期待して 読みます 三巻目の発売を楽しみつつですが
保険医の先生か家族だけでなく、あのいじめっ子の女の子(名前なかったよな?)に相談するのも正解だったと思います。
あの子は現実世界における彼岸花のポジションなんじゃないかなって思うのですよ。
主人公が失踪したと聞いて泣きはらしたような顔してましたし、いじめっ子的な描写ばかりが目につきましたが、根っから悪い子というわけではなかったはずです。
実はもっとも身近な相談相手だったんじゃないかと。
はやく3巻、発売されないかなぁw
彼女があの様な境遇に陥りましたが
でも 妖怪になったその後 誰も被害にあっていません
恐らく、あの時 復讐は、あの教師のみであり 他の生徒達には
悩みを相談する様になった 心の優しい学校妖怪になったと思います
追伸:あの後 三巻目を読みました
たしかに、妖怪になる前からいじめっ子に対する怒りの描写とかなかったですしね。
作中にあるように「誰でもいいから相談すべきだった」ということを、皮肉ながらあの変態から学んだ結果なのかもしれませんが…
こちらも3巻読みました!
あの展開は予想できませんでしたw彼岸花ちゃんがどんどん可愛くなりますねw
もう 全てを受け入れた 妖怪になった事で゛彼岸花゛と友達になり
退屈しなくなったようです まあ 彼岸花はツンデレだと思いますね^^
3巻は゛校長先生゛という学校妖怪のトップクラスが現れましたね
そして…4巻目にして 後篇は解決しました その後に…新キャラが現れましたが…一見 理解者の様な゛紅茶紳士゛でも 本性は…と言う内容でした。。。